PreCADには、スクロールモードと編集モードがあります。
画面のピンチ操作で拡大縮小、ドラッグでスクロールを行います。編集等はできません。
編集を行うためにはモード切替ボタン(2)を押して編集モードに切り替えてください。
描画ツールを使い図形を編集します。
※各ボタンを長押しするとツールチップが表示され、ボタンやツールの簡単な説明が表示されます。
スナップ状態になるとカーソルの色が赤くなり、スナップの種類を表すアルファベットが下段の座標横に表示されます。
指でタッチすると指でカーソル位置が見にくいと思います。そのために、右上にカーソルを拡大したウィンドウが表示されます(設定で拡大率の変更、また表示しないこともできます)。その他、設定からタッチ位置とカーソル位置をずらして指でカーソルが隠れないようにすることもできます。
画面を長押しする、もしくは画面をタッチした状態で他の指で画面をタッチするとメニューが表示されます(設定でどちらを使うか変更できます)。
長押しの場合はタッチしたままカーソルを動かさないでいると、上段の座標横に「!」が表示されます。その状態で指を離すとメニューが表示されます。
コンテキストメニューは以下の項目が表示されます(選択されたツールによって追加される項目があります)。
マウスとキーボードを接続して使用することができます。マウスでの操作は基本的にタッチパネルでの操作と同じです。ボタンとキーボードの組み合わせで以下の操作が可能となります。
※マウスホイールでの移動や拡大縮小は、描画位置の十字カーソルの位置ではなくマウスカーソルの位置が基準であることに注意してください。
キー | コマンド | 備考 |
---|---|---|
Ctrl+C | コピー | 選択ツール |
Ctrl+X | 切り取り | 選択ツール |
Ctrl+V | 貼り付け | 選択ツール |
Ctrl+Z | UNDO | |
Ctrl+Y | REDO | |
Ctrl+Q | キャンセル | ESCキーがないキーボード用 |
ESC | キャンセル | |
DEL | 削除 | 選択ツール |
BS | 削除 | DELキーがないキーボード用。未確認。 |
「スタイル」ボタンを押すと線種などの図形スタイルの設定が表示されます。
「SNAP」ボタンを押すとスナップ設定が表示されます。
画面上の図面情報を押すと表示されます。レイヤー、シート、ページ、パーツのタブがあります。
レイヤーの設定を行います。
他のレイヤー表示
選択していないレイヤーを通常表示します。
他のレイヤー灰色
選択していないレイヤーを灰色で表示します。
他のレイヤー隠す
選択していないレイヤーを非表示にします。
全レイヤー表示
これを選択すると全てのレイヤーの可視状態を表示に切り替えます。
(1) 表示
レイヤーの表示/非表示を切り替えます。
(2) 印刷
レイヤーの印刷/印刷不可を切り替えます。
(3) 編集
レイヤーの編集/編集不可を切り替えます。
(4) レイヤ名
レイヤー名を表示します。
(5) レイヤ線幅、線色、線種
スタイル設定で図形の線幅、線色、線種をLとした場合に使われます。
PreCadはシートを使って縮尺の違う部分図を管理することができます。ここではシートの設定を行います。
他のシート表示
選択していないシートを通常表示します。
他のシート灰色
選択していないシートを灰色で表示します。
他のシート隠す
選択していないシートを非表示にします。
全シート表示
これを選択すると全てのシートの可視状態を表示に切り替えます。
(1) 表示
シートの表示/非表示を切り替えます。
(2) 印刷
シートの印刷/印刷不可を切り替えます。
(3) 編集
シートの編集/編集不可を切り替えます。
(4) シート名
シート名を表示します。
(5) 縮尺
タップすると縮尺を変更できます。
PreCadは複数のページを持つことができます。ここではページの設定を行います。
よく使う図形はパーツとして再利用できます。
パーツは選択ツールで選択し、メニューからパーツ化を選択してください。
パーツはグループ図形です。
Jw_cadのjws形式をインポートできます(レイヤーは無視されます)。インポート前に、パーツグループを作成してください。
2点を指定して線を引きます。オプションより線の長さ・角度を指定することができます。
点を連続して指定し線を引きます。終了は✔ボタンです。<-ボタンで一つ前の点に戻ります。
ポリラインにチェックを入れるとポリラインとなり面の色を指定できます。
L
チェックすると長さを指定できます。
ポリライン
チェックするとポリラインになります。ポリラインは面の色を指定できます。
閉じる
チェックすると始点と終点が閉じた図形になります。
長方形を描きます。オプションの中心にチェックがない場合は、2つの頂点を指定します。中心にチェックがある場合は中心と頂点を指定します。
正多角形を描きます。
2本の平行な線を引きます。終了は✔ボタンです。<-ボタンで一つ前の点に戻ります。
選択された線・円に垂直な線を引きます。
選択された線に平行な線を引きます。
選択された2本の線の中間の線を引きます。
円の接線を引きます。
円と円に接する線を描きます。接線はそれぞれの円を選択した点近傍から引かれます。
選択した円の中心線を描きます。
中心と半径を指定して円を描きます。
3点を通過する円を描きます。
中心、半径、扁平率、角度を指定して楕円を描きます。
1つの線または円に接する円を描きます。
2つの線または円に接する円を描きます。
3つの線または円に接する円を描きます。
中心、半径、始角、角幅を指定して円弧を描きます。
始点、終点、通過点を指定して円弧を描きます。
始点、終点、向きを指定して半円を描きます。
中心、終点、向き指定して半円を描きます。
一行の文字を描きます。
文字はスタイルの「面」の色で背景色を指定することができます。
フォントの問題で、文字は機種により書体や大きさが変わる可能性があります。大きさなどに余裕を持て配置してください。
複数行の文字を描きます。
画面をタップすると文章入力ダイアログが開きます。「OK」をタップし、画面をタップすると文章を配置できます。
文字はスタイルの「面」の色で背景色を指定することができます。
フォントの問題で、文字は機種により書体や大きさが変わる可能性があります。大きさなどに余裕を持て配置してください。
A: 角度
配置基準:文字を配置する基準点。中央、左下などを設定できます。
寸法図形を描きます。
円の直径寸法を描きます。
円の半径寸法を描きます。
中心と引出点2点と文字位置を指定して角度図形を描きます。
2線間の角度図形を描きます。
選択した線の長さ、円の直径を描きます。
引き出し線を描きます。
引継ぎ線の表示例
バルーンを描きます。
文字を記入する時にマクロ変数が使用できます。マクロ変数は印刷時や他形式保存時に別の文字に置き換わります。マクロ変数は以下のものがあります。
マクロ変数 | 変換後 |
---|---|
${$} | $ |
${PageTitle} | ページ名 |
${PageNumber} | ページ番号 |
${PageCount} | 総ページ数 |
${SheetName} | シート名 |
${SheetScale} | シートの縮尺 |
2本の線選択し、つなげて角を作ります。
2線の面取り
2本の線の角を丸めます。
まず線を選択します。次に選択する線を最初に選択した線に接するように延長・短縮します。
選択した線・円を他の図形の交点まで削除します。
線を切断します。直線、円、ポリラインが対象です。
矩形範囲切断がチャックされると2点で矩形を指定し、その間の線を消去します。
矩形範囲切断にチェックがないと図形を選択後に指示した位置で線を切断します。
2点で矩形を指定し、その中の線の端点・交点を切断・接続します(包絡処理)。
2つの円や閉じたポリラインなどの間で演算を行います。演算はAND, OR, SUB, XORがあります。オプションから選んでください。
演算結果は「ポリライン」にチェックがあると、閉じたポリラインになります。円は分割された線分になります。XORはつながった一つの閉じたポリラインになります。
「ポリライン」にチェックがない場合、図形はパス図形になります。
2点で矩形を指定し、その中の線の端点を延ばします。
図形を選択し、移動・変形などを行います。グループ図形化やパーツ化などもこれで行います。
図形の選択は直接図形をクリックして選択する方法と、2点で囲む方法があります。
2点で囲む場合、左から右に囲むとその範囲に全体が入った図形が選択されます。右から左に選択すると、図形の一部が範囲に入っていると選択されます。
選択された図形を再び選択すると、その図形は選択解除されます。
選択された図形をドラッグして図形を移動します。
また、選択された図形にはハンドルが表示され、そのハンドルをドラッグすると拡大縮小となります。オプションの'ハンドル移動'にチェックがある場合はハンドルドラッグで移動になります。
'Ξ'ボタンはメニュー表示です。メニューから図形の回転、コピーや貼り付け、グループ化、パーツ化などが選べます。
選択ツールで図形選択後、メニューからグループ化を選ぶと選択した図形がグループ図形になります。
グループ図形を選択後、メニューからグループ解除を選ぶとグループ解除されます。寸法図形等も分解することができます。
文字図形などの文字を変更する時はメニューからアクションを選択するとダイアログが出て編集できます。
線や円をオフセットします。
選択された図形を直線状にコピーします。
選択された図形を円状にコピーします。
選択された図形を縦横にコピーします。
図形を回転します。
左右反転コピー・傾き補正を行います。
タイプ
コピー
チェックすると元の図形を残します。
グリッドの原点を設定します。
点を打ちます。
ハッチングを作成します。ハッチングはグループ図形になります。
タイプ
ハッチングの種類を選択します。
ピッチ
ハッチングのピッチ
角度
ハッチングの角度
間隔
2本や3本のハッチングスタイルの線と線の間隔
レイヤー
チェックすると指定したレイヤーに引き出し線が描画されます。指定したレイヤーが存在しない場合、新たに作成されます。
2点間の距離と角度を計測します。
複数の点で囲まれた領域の面積と長さを計測します。
図形の面積・長さを計測します。
PDFを作成します。印刷範囲の変更なども行います。
領域を選んで画像ファイルを作成します。画像形式はPNGです。
メニューから設定を選ぶと設定画面が現れます。
チェックすると画面下部でツールの説明などが表示されるステータスバーを表示します。
チェックするとツールを切り替えるたびに画面上部にツールオプションを表示します。
ツールオプションなどが表示されるウィンドウの高さを選べます。
チェックするとエラー時に音が出ます。
背景色を白と黒で選択できます。背景色が黒の場合、線の色などが白と黒で反転します。
コンテキストメニューを長押しか追加タッチか選べます。
画面タッチでカーソルが指に隠れて見えない場合、タッチ部分からカーソルの位置を上にずらして見やすくすることができます。
チェックするとカーソル付近の画像を拡大して右上に表示します。
拡大窓の拡大率を設定します。
曲線をポリライン化する時の分割数をここで指定します。
チェックするとスクロール・ズームにビットマップを使用して表示を速くします。
チェックするとボリュームボタンで拡大縮小できるようになります。
クリックして動画を視聴することでしばらくの間、画面下部の広告を削除できます。
クリックするとこのアプリについての簡単な説明が表示されます。
クリックすると作者にメールを送ることができます。
クリックすると使っているライブラリのライセンスが表示されます。
アプリのバージョンが表示されます。
PreCADは他のCADのファイルの保存、読み込みに対応しています。
しかし、保存も読み込みも互換性はそれほど高くありません。読み込んだファイルを同じ形式で保存しても全く違う内容となってしまいます。注意してください。
レイヤーの構造がかなり違うので変換は難しいです。
jwc形式は読み込みのみ対応しています。
jww形式保存
jww形式読み込み
dxf形式保存
dxf形式読み込み
Androidは未使用のプロセスを強制終了させる時があります。そのためPreCADから他のアプリに切り替わる時に編集状態を一時的に保存しています。次にPreCADを使用する時は一時的に保存したファイルを読み込みます。
一時保存中に強制終了が起こると、保存に失敗し次の起動時にエラーが出ます。Androidは手動で簡単にタスクを強制終了できます。また、タスクキラーのアプリが入っていると危ないかもしれません。いまのところこまめにセーブするしか方法はないです。